うちの子にぴったりのチャンネルを見つける!教育系YouTubeの効果的な探し方【保護者向け】
お子さまに教育系YouTubeを見せたいけれど、「どんなチャンネルがあるの?」「どうやって探せばいいか分からない」と悩んでいませんか?たくさんの情報がある中で、お子さまに合った、そして安心して見せられるチャンネルを見つけるのは大変だと感じる保護者の方は少なくありません。
このページでは、教育系YouTubeチャンネルを効果的に見つけるための具体的な方法をご紹介します。インターネットやアプリの操作にあまり自信がないという方でも大丈夫です。簡単なステップで、きっと「うちの子にぴったりのチャンネル」が見つかるはずです。
なぜ「探し方」が大切なの?
漠然とYouTubeを見ていると、教育目的ではない動画や、お子さまにはまだ早い内容の動画にたどり着いてしまう可能性があります。また、単に見せるだけでなく、お子さまの興味や発達段階に合ったチャンネルを選ぶことで、YouTubeをより効果的な学びのツールとして活用することができます。
まずは、「どう探すか」のコツを知ることから始めましょう。
ステップ1:どんな分野に興味があるか考えてみましょう
具体的なチャンネルを探し始める前に、まずは「お子さまがどんなことに興味を持っているか」「どんな分野の動画を見せたいか」を考えてみましょう。
- 例:
- 動物が好き → 動物の生態や図鑑のような動画
- 歌やダンスが好き → 英語の歌や手遊び歌の動画
- 数字や文字に興味がある → ひらがなや数の数え方を学べる動画
- 乗り物が好き → いろいろな乗り物の仕組みや種類を紹介する動画
- 図画工作が好き → 簡単な工作のやり方を紹介する動画
特定の分野を絞ることで、後で検索する際に使う「キーワード」が見つけやすくなります。
ステップ2:YouTubeでキーワード検索してみましょう
お子さまの興味に合わせて考えた分野を、YouTubeの検索窓に入力してみましょう。いくつかのキーワードを組み合わせると、より目的に合った動画が見つかりやすくなります。
- 検索のヒント:
- 「子供向け 科学実験」
- 「幼児 英語の歌」
- 「小学生 算数 解説」
- 「〇〇(具体的な生き物の名前) 生態 子供」
- 「簡単 工作 小学生」
検索結果にはたくさんの動画やチャンネルが出てくるはずです。最初に出てくるものが必ずしも一番良いとは限りません。いくつかタイトルやサムネイル(動画の表紙のような画像)を見て、お子さまの興味を引きそうなものを選んでみましょう。
【ここがポイント!】 もし、お子さまにYouTube Kidsを使わせている場合は、YouTube Kidsの検索窓で検索するのもおすすめです。YouTube Kidsは子供向けに作られているため、比較的安心して検索できます。また、YouTube Kidsのホーム画面に表示されるカテゴリやテーマから探すこともできます。
ステップ3:見つけたチャンネルをチェックしてみましょう
キーワード検索でいくつか気になる動画やチャンネルを見つけたら、そのチャンネルが本当に教育系として適切か、お子さまに見せても安心かを確認することが大切です。
- チェックポイント:
- 動画の内容: 内容がお子さまの年齢に合っているか、言葉遣いは丁寧か、暴力的な表現や不適切な映像はないかを確認します。まずは保護者の方がいくつか動画を実際に見てみましょう。
- チャンネル全体の雰囲気: そのチャンネルがどんなテーマを中心に扱っているか、他の動画も教育的な内容かを確認します。
- コメント欄: コメント欄が開いている場合、保護者の方が不適切なコメントがないか確認するか、コメント欄を非表示に設定できるチャンネルを選ぶとより安心です(コメント欄の設定方法は別の記事でも詳しくご紹介しています)。
- 再生リスト: テーマごとに動画がまとまっている「再生リスト」があると、関連動画を見つけやすくて便利です。
- チャンネル登録者数や評価: チャンネル登録者数が多い、高評価が多いといった点は、多くの人が支持しているチャンネルであるという目安になりますが、必ずしも「お子さまに合う」とは限りません。内容を重視して選びましょう。
ステップ4:気に入ったチャンネルは登録してみましょう
いくつかチャンネルを見て、「これは良さそうだ」「うちの子が好きそうだ」と感じたチャンネルがあれば、「チャンネル登録」をしてみましょう。チャンネル登録をしておけば、そのチャンネルの新しい動画が公開されたときに通知を受け取れたり、後からそのチャンネルを見つけやすくなったりします。
また、気に入った動画を集めて、お子さま専用の「再生リスト」を作るのもおすすめです。次にYouTubeを見せる時に、この再生リストから選べば、探す手間が省けますし、見せたい動画だけを続けて再生できます。
よくある疑問:「検索したら不適切な動画が出てこないか心配…」
YouTubeには非常に多くの動画があるため、キーワードによっては子供向けではない動画が表示される可能性もゼロではありません。このような心配を減らすためには、以下の方法を組み合わせて使うのが効果的です。
- YouTube Kidsを利用する: YouTube Kidsは子供向けにフィルタリングされています。
- 視聴制限モード(制限付きモード)を活用する: 通常版YouTubeでも、設定から「制限付きモード」をオンにすることで、不適切な可能性のあるコンテンツを除外できます。
- お子さまの近くで見守る: 可能であれば、最初はお子さまと一緒に見て、どんな動画が出てくるか保護者の方が確認しましょう。
- 特定のチャンネル以外は見せない設定をする: YouTube Kidsには、「承認済みコンテンツ」という機能で、保護者が選んだ動画・チャンネルだけを見せることができる設定があります(この設定方法については、他の記事で詳しく解説しています)。
これらの機能を活用しつつ、お子さまの興味に合わせて探すプロセスを、ぜひ保護者の方が主導して行ってみてください。
まとめ:探す時間も学びにつながる
教育系YouTubeチャンネルを探すという行動自体が、お子さまの興味について改めて考える良い機会になります。「これ、好きそうだね」「一緒に見てみようか」と声をかけながら探す時間も、親子のコミュニケーションとして大切な時間です。
最初は少し手間がかかるかもしれませんが、一度お子さまにぴったりのチャンネルを見つけて登録してしまえば、その後の活用がぐっと楽になります。ぜひ、この記事でご紹介した探し方を試して、安全で楽しいオンライン学習の第一歩を踏み出してください。