YouTube視聴履歴の確認方法:お子さまの興味を知り、安全を守るために
お子さまに教育系YouTubeチャンネルを見せる際、「このチャンネルは大丈夫かな」「どんな内容を見ているのだろう?」と気になることはありませんか?お子さまが通常版のYouTubeを利用している場合、視聴履歴を確認することで、どんな動画に興味を持っているかを知ったり、想定していなかった内容を見ていないかを確認したりすることができます。
このページでは、YouTubeの視聴履歴を簡単に確認する方法と、その履歴をどのように活用すればお子さまのオンラインでの学びや視聴をより安全にサポートできるのかについて、分かりやすくご説明します。難しい操作はありませんので、ぜひお試しください。
YouTubeの視聴履歴を確認する簡単なステップ
YouTubeの視聴履歴は、スマートフォンやタブレットのYouTubeアプリ、またはパソコンのブラウザから確認できます。ここでは、一般的な確認方法をご紹介します。
【スマートフォン・タブレットのYouTubeアプリの場合】
- YouTubeアプリを開く: お子さまが利用している、または視聴履歴を確認したいアカウントでログインした状態でYouTubeアプリを起動します。
- 「ライブラリ」をタップ: 画面右下にある「ライブラリ」というアイコン(四角い枠が重なったようなマークや、人型のマークになっていることがあります)をタップします。
- 「履歴」を選択: ライブラリの画面に移動したら、画面の上の方に表示されている「履歴」という項目をタップします。
これで、これまでに視聴した動画の一覧が表示されます。
【パソコンのブラウザの場合】
- YouTubeサイトにアクセス: パソコンのWebブラウザ(Google Chrome、Safariなど)でYouTubeのウェブサイト(
www.youtube.com
)を開き、お子さまが利用しているアカウントでログインします。 - メニューを開く: 画面の左上にある三本線のメニューアイコンをクリックします。
- 「履歴」を選択: 表示されたメニューの中から「履歴」をクリックします。
こちらも、これまでに視聴した動画の一覧が新しい順に表示されます。
視聴履歴から何が分かる?どう活用できる?
視聴履歴を確認することで、様々なお子さまのオンラインでの興味や視聴傾向を掴むことができます。
- お子さまの「好き」を知る: どんなテーマの動画をよく見ているか、特定のチャンネルを繰り返し見ているかなどが分かります。これをお子さまとの会話のきっかけにしたり、さらに興味を深められるような別の教育コンテンツを探したりするヒントになります。
- 意図しない動画を見ていないか確認: 教育系チャンネル以外に、保護者の方が見せたくないと思っているような内容の動画を見ていないかチェックできます。
- 視聴時間の傾向把握: どの時間帯に、どれくらいの長さの動画を見ていることが多いか、といった傾向も掴むことができます。(ただし、正確な視聴時間管理には別の機能の方が適している場合もあります)
- 話題作りとコミュニケーション: 「この動画、面白かったの?どんなところがおもしろかった?」など、視聴履歴を元にお子さまと話すことで、共通の話題ができ、オンラインでの過ごし方について自然にコミュニケーションを取ることができます。
安全を守るためのヒント
視聴履歴の確認は、お子さまの安全を守るための大切な一歩となります。
- 見慣れない動画に注意: 視聴履歴の中に、お子さまが見るには不適切と思われる動画や、出所が不明な動画があった場合は注意が必要です。
- 不適切なチャンネルへの対策: 特定のチャンネルを継続的に見ている場合で、そのチャンネルに不安を感じる場合は、そのチャンネルの動画を視聴しないようにお子さまと話し合う、または必要に応じてそのチャンネルをブロックする(※)といった対応を検討できます。 (※)通常版YouTubeのブロック機能は、ブロックしたアカウントからのコメントやメッセージを非表示にしたり、そのアカウントがアップロードした動画がおすすめに表示されにくくする機能であり、お子さまの画面から完全に消し去るものではないことにご留意ください。より厳格な制限には後述の機能の検討をおすすめします。
- 履歴確認は「見守り」の一つ: 視聴履歴の確認は、あくまで過去の行動を知るためのものです。常に見守ることは難しくても、定期的に確認することで、お子さまのオンラインでの行動を把握する手助けになります。
より安心のために:他の機能との組み合わせも検討を
視聴履歴の確認だけでなく、YouTubeが提供する他の機能と組み合わせて利用することで、より安心・安全な視聴環境を整えることができます。
- YouTube Kidsの活用: 小さなお子さまには、もともと子供向けに設計され、コンテンツや機能に制限がある「YouTube Kids」アプリの利用を検討しましょう。
- 「保護者向け管理機能」の利用: Googleファミリーリンクなどを利用している場合、YouTubeの保護者向け管理機能を設定することで、お子さまのアカウントでの視聴制限などをより細かく設定できます。(※Googleアカウントの種類やお子さまの年齢によって利用できる機能が異なります)
- 限定公開モード: 通常版YouTubeアプリには「限定公開モード」という機能もあり、不適切な可能性のある動画が非表示になるように設定できます。ただし、この機能は完全に正確なフィルタリングを保証するものではありません。
これらの機能については、本サイトの他の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:確認は難しくない!お子さまの安全なオンライン視聴のために
YouTubeの視聴履歴を確認することは、決して難しい操作ではありません。数ステップで、お子さまが普段どんな動画を見て学んだり楽しんだりしているのかを知ることができます。
視聴履歴は、お子さまの興味や関心を知る貴重な手がかりとなるだけでなく、オンライン環境の安全性を確認するための一つの方法です。完璧な対策はありませんが、こうした身近な機能からお子さまのオンラインでの過ごし方に関心を持つことが、安全な学びをサポートする第一歩となります。
ぜひ、今日から視聴履歴の確認を試してみてください。そして、そこで気づいたことを元に、お子さまとのコミュニケーションを深めたり、より安全な設定を検討したりするきっかけにしていただければ幸いです。